香港オクトパスカードがApple Payに対応
本日(2019年7月11日)、Octopus Card Limitedは、オクトパスカードがApple Payに対応することを正式に発表しました。まもなくiPhoneおよびApple Watchでオクトパスカードによる公共交通機関の利用および店舗での支払いが可能になるとのことです。
目次
オクトパスカードとは?
オクトパスカード(八達通)とは、香港の公共交通機関などにおいて使用できる電子決済手段である。日本におけるSuica、ICOCA等に相当する。
1997年に導入され、地下鉄やバスだけでなく、コンビニエンスストアや数多くのレストランでの支払いにも対応しており、香港人の生活には欠かせないカードです。
2017年時点で3,450万枚が発行されており、1日あたりの利用件数は1300万件、金額にして1.5億香港ドル(約20億円)にのぼる。
日本のICカード乗車券と同様に、ソニーが開発した非接触型ICカード規格「FeliCa」が採用されている。
対応は事前に噂されていた?
先月iOS13ベーター内に、オクトパスカードのApple Payへの対応に関する開発コードが発見されていました。
2016年にSuicaがApple Payに対応して以降、技術的にはオクトパスカードの対応も可能でした。
しかし、各所の承認手続き等の問題があり、なかなか実現していませんでした。
Samsung Payでは昨年からオクトパスカードが使用可能になり、iPhoneへの対応も切望されたました。
香港人にとっては、長年心待ちにしていた嬉しいニュースのようです!
何が出来る?
オクトパスカードはSuicaと同様にFeliCaの規格が利用されていることから、それと同様の技術、システムが導入されることが予想されています。
以下にSuicaの特徴的機能を記します。
- ネットワークに接続されている必要なし
- デバイスのスリープやロックの解除せずに使用可能
- バッテリーがなくなった後も、最長5時間まで使用可能
対応機種および開始時期
対応機種はiPhone8、8 plus以降またApple Watch Series3以降のデバイスということです。
開始時期は今年の秋、iOS13のリリース以降となりそうです。
また詳しい情報が出たらお知らせします。